【特許】進歩性を示す特許明細書の書き方ワンポイント

1.課題(進歩性を示したい)

特許明細書を書くときには、典型的には請求項(クレーム)に基づいて記載します。
具体的には、その請求項の構成や構成同士の組み合わせの効果、作用機序等を記載します。
このときに、先行技術と比較して、その請求項に係る発明がどれほど凄いものか(進歩性)を示す必要があります。
しかし、この進歩性について具体的に何を記載すればよいかは難しいという現実があります。

2.解決手段とその効果

上記のような場合には、その発明の効果、つまり課題が過去に一般的に知られているものかどうかをまずは確認しましょう。
その技術分野における効果(課題)が知られていた場合には、その課題に対処するために種々の設計変更等を当業者が行うことが容易、との判断がなされ易いためです。
逆に、その技術分野における効果(課題)が知られていなかった場合には、その課題自体を見出したということで、当業者であっても課題を見出すことが困難であったものに気づいて、それに基づいて発明を完成させたと主張することが可能となり、発明の進歩性の主張に有利となります。

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