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投稿日:2023.07.24
【特許】国際出願の国内移行に関する願番の取扱
1.国際出願の国内移行に関する願番の取扱 国際出願の国内移行では、国内書面という書類に国際出願番号(PCT/US20XX/XXXXXX)を記載します。 すると、実務上は、国内書面の提出後に、国内用の願番通知が届き、以降はこの願番に基づいて国際出願翻訳文提出書や上申書、意見書等を作成することになります……
投稿日:2023.07.24
【特許】外国語国際出願や外国語書面出願の翻訳文等の補正開始時期について
1.外国語特許出願や外国語書面出願の翻訳文 外国語特許出願(外国語のPCT国際出願)の国内移行や、外国語書面出願では、原則としてその翻訳文(明細書、特許請求の範囲、要約、図面)の提出が追加で発生します。 なお、外国語特許出願の国内移行では、外国語の説明が含まれる図面については、その図面とその説明の翻……
投稿日:2023.06.09
【特許】国際出願翻訳文提出特例期間や外国語書面の日本語翻訳文の提出期限等の期限備忘録
1.国際出願翻訳文提出特例期間や外国語書面の日本語翻訳文の提出期限等の期限備忘録 タイトルどおり、実務者向け備忘録です。 本件、2023年6月9日付における情報ですので、法改正等により変わる可能性があることに注意ください。2.国際出願翻訳文特例期間の考え方 国際出願翻訳文特例期間は、国内書面(翻訳抜……
投稿日:2023.05.04
【雑記】モンティ・ホール問題とMBAのMECEの考え方に関する考察
1.モンティ・ホール問題とは 今回は弁理士や知財に全く関係ない趣味に近い話しです。 モンティ・ホール問題というのをご存知でしょうか? 数学の条件付き確率の問題の一種ですが、前提条件を多く設定することにより難解なものとした問題です。 Wikipediaに掲載されている問題内容は下記のとおりです:前提1……
投稿日:2022.12.25
【システム】Intel(r) Iris(r) Xe Graphicsドライバ更新での文字崩れ対処
1.GPU使用率100%でフリーズ 今回は雑記っぽい話しです。 ラップトップ(ノートPC)で使用しているGPUとして、Intel(r) Iris(r) Xe Graphicsをメインに使用しているんですが、あるときから「デスクトップ ウィンドウ マネージャー」におけるGPU使用率が100%近くに上昇……
投稿日:2022.12.22
【特許】補正書での「補正により増加する請求項の数」記載判断について
1.手続補正書の記載 請求項数が増加した手続補正書を作成しているときに「【補正により増加する請求項の数】」の項目を作るかどうか判断に迷うときがあります。 実務者が迷うマイナー問題ですが、結構重要なのでメモがてら書いておきます。結論から言いますと、判断は下記の(1)又は(2)で分かれます:(1)審査請……
投稿日:2022.12.15
【特許】優先権期限徒過した外国語特許出願(国際出願)の優先権回復の根拠条文等について
1.優先権とは ※今回の記事は、弁理士受験生や実務者を想定したものです。勉強や知識の再確認にお役立ていただければと思います。 日本の特許法では先願主義(簡単に言うと早い者勝ち)を採用しているために、特許出願は可能な限り早期に行う必要があります。 他方で、開発したばかり又はそのアイデア段階の発明につい……
投稿日:2022.12.12
【知財事務】発信主義又は到達主義が適用される書類の範囲を説明します
1.特許庁が書類を受領したとみなす日時 特許庁は、書類によって発信主義と到達主義を使い分けています。 発信主義とは、簡単に言うと郵便物等の通信日付印の日付で受領したとみなす主義のことです。 また、到達主義とは、特許庁が実際にその郵便物等を受け取った日付で受領したとみなす主義のことです。 発信主義が採……
投稿日:2022.12.12
【商標】商標権を早期・迅速に取得する方法
1.商標登録とは 商標登録とは、商標(商品及び/又はサービスに表示等するもの)を、特許庁に対して登録し、商標権を取得する一連の流れを意味します。 実際に特許庁に対して登録するためには、登録を所望する商標と、その商標と共に使用する商品及び/又はサービスとを記載した書類を作成し、それを特許庁に提出するこ……
投稿日:2022.11.29
【特許】第4回 簡単に分かる拒絶理由の対処方法(審査官の指摘が不当な場合:新規性)
1.前回のおさらい 簡単に分かる拒絶理由の対処方法シリーズは、初心者向けの拒絶理由通知の対処方法を示しています。 もちろん実務家の方も頭の整理として参照いただけますと嬉しいです。 さて、おさらいですが、第1回では、特許庁から通知される拒絶理由の解消において場合分け(パターン化)することで機械的に対処……
投稿日:2022.11.26
【特許】第3回 簡単に分かる拒絶理由の対処方法(審査官の指摘の妥当性・失当性の確認))
1.前回のおさらい 前回(第2回)では、特許庁から通知される拒絶理由の解消において場合分け(パターン化)することで機械的に対処することができることを示し、特に、パターン化の最初のフローのうち、拒絶理由(事例)を当てはめるための処理用フローチャートの概論を示しました。 パターン化とは、下記の(1)~(……
投稿日:2022.11.26
【Patent】 Regarding Power of Attorney
1.Question regarding Power of AttorneyWhy the power of attorney is in favor of an Individual name and not in favor of a firm name?Furthermore, in case……
投稿日:2022.11.21
【特許】第2回 簡単に分かる拒絶理由の対処方法(概論)
1.前回のおさらい 前回(第1回)では、特許庁から通知される拒絶理由の解消において場合分け(パターン化)することで機械的に対処することができる旨、お話ししました。 パターン化とは、下記の(1)~(4)の過程を言います:(1).拒絶理由を処理用フローチャートへ当てはめ(2).処理用フローチャートに基づ……
投稿日:2022.11.21
【特許】第1回 簡単に分かる拒絶理由の対処方法(目的)
1.このシリーズの目的について 今回から、拒絶理由通知の解消方法をシリーズで語っていきます。 対象者は、初学者の方のみならず実務者(弁理士、特許技術者や知的財産部)も想定しています。 このシリーズでは初学者の方にも分かりやすいように解説していきますので、拒絶理由通知を受け取り、その解消に困っている方……
投稿日:2022.11.11
【特許】特許料追納期限徒過のコロナ理由による回復理由書の書き方
1.特許料の納付期限・追納期限の徒過 特許出願、審査請求、特許庁による審査を経て、特許権を取得した後は、特許権を維持するための年金を特許庁に支払う必要があります。1回目の支払いは、第1年分~第3年分を、特許査定の謄本送達日から30日以内に一括納付で行います(特許法第108条)。 第4年分は、特許権の……
投稿日:2022.11.10
【雑記】弁理士の年収について
1.弁理士の年収と働き方 結論から入りますが、弁理士の年収についてですが、中堅の雇われ弁理士で600万~700万(年齢30代くらい)くらいが妥当なようです。 最近は、特許事務所もあまり儲かっていないので、特許事務所より企業知財部指向の弁理士が増えているように感じます。 弁理士資格があれば、一流企業の……
投稿日:2022.11.10
【知財事務】代理人受任届に関する実務
1.知財事務(特許事務)の仕事 知財事務(特許事務)の仕事内容は、専門的なもので、例えば下記のようなものが挙げられます: (1)弁理士や特許技術者から受け取った出願書類等に出願情報を加筆して調整すること (2)図面や表をイメージ化して出願フォーマットに変換すること (3)出願情報に変更が無いか過去~……
投稿日:2022.11.08
【お知らせ】コロナ禍を理由とする期限徒過の救済
1.特許・商標・意匠での期限徒過 特許、実用新案、商標、及び意匠では、その出願や権利において、種々の法定期限が設定されています。 この法定期限には厳格に対応せねばならず、法定期限の徒過は出願人にも代理人にとっても死活問題となる重要事項です。 法定期限には、その延長制度や、救済規定もあったりします。し……
投稿日:2022.11.08
【特許】技術を特許化するか秘匿化するかの見極め
1.技術を特許化するか秘匿化するか 市場価値がある新しい技術を開発したりアイデアをひらめいたら、それを特許化するかどうかという問題があります。 なぜ問題になるかといえば、特許(特許権)は、その技術等を一般に公開する対価として競合他社を排他的権利であり、公開することが強制されるからです。 特許権の有効……
投稿日:2022.11.08
【知財戦略】知財のオープン・クローズ戦略で事業を発展させる
1.特許権を有効活用できていますか? 特許は、その権利を取得して終わり、というものではありません。取得した特許権を有効に利用してこそ意味があります。 しかしながら、有効活用できている特許権というのは少ないか、又は客観的にはその有効性が分かりにくいものです。 特に、日本の商慣習では、争いを忌避し、また……
投稿日:2022.11.06
【特許】国内移行期限徒過のコロナ理由による回復理由書の書き方
1.国際特許出願の国内移行期限の徒過 国際特許出願、特に外国語でされた国際特許出願を、日本国内で有効する処理のことを一般に「国内移行」と呼びます。 国内移行期限は、優先日(国際出願日又は、優先権主張を行っている場合にはその基礎出願の日)から2年6ヶ月後に到来し(特許法第184条の4第1項)、これを徒……
投稿日:2022.11.05
【特許】進歩性違反を指摘された場合の対処法その1
1.新規性違反・進歩性違反とは 特許出願と審査請求とを行ってしばらくすると、新規性違反や進歩性違反の拒絶理由が通知されることがあります。 新規性違反とは、1つの先行技術文献(本願の出願日前に公開された文献)に本願発明の全ての特徴が開示されている場合に指摘されるものです。 また、進歩性違反とは、1つの……
投稿日:2022.11.03
【特許】欧州単一特許制度を時系列で解説します
1.欧州単一特許制度とは EU加盟国は、現在、27ヶ国(令和4年10月時点)となっています。 欧州単一特許制度とは、これらの加盟国のうち、スペイン、クロアチア、ポーランドを除いた加盟国について、単一効の特許を請求し、これが設定登録されることにより、従来の欧州特許の場合に必要とされていた各国での有効化……
投稿日:2022.10.30
【システム】請求書作成マクロ(VBA)の公開【添付ファイルあり】
1.請求書作成マクロを公開しました 特許事務所では、種々のシステムを使って案件の管理や、書類の作成を行っています。案件管理やプロジェクト管理は、一般的な会社でも大規模な独自システムあるいは、安価なERPパッケージを使用して行っていますよね。 しかしながら、基幹システムには過不足があることはよくあるこ……
投稿日:2022.10.29
【商標】商標の調査報告サービスについて(サンプルあり)
1.商標や標章が有名になると模倣されるリスクがある 商標や標章(ブランド名称)を、商品やサービスに使用して種々の事業を展開し、それが有名になってくると、それをマネしてくる第三者が現れることがあります。 仮に第三者にブランド名称等を模倣された場合には、商品やサービスの売上が減少したり、間違えて第三者の……
投稿日:2022.10.24
【お知らせ】相互リンクを希望される方へ
1.相互リンクについてのお知らせ 当サイトはリンクフリーです。相互リンク募集中です。 ただし、以下に列挙するような公序良俗に反する内容のサイトはお断りすることがございますので、あらかじめご了承ください。・誹謗中傷を主としたサイト・著作権侵害の恐れがあるサイト・MLM、ネットワークビジネス関連のサイト……
投稿日:2022.10.20
【知財戦略】先に低廉・簡便な実用新案で様子見して特許に出願変更しましょう
1.実用新案権は知的財産権の一つ 知的財産権の一つに、実用新案権という権利があります。 実用新案権も特許権と同様にして、明細書、実用新案請求の範囲、図面等の書類を準備して、特許庁に実用新案登録出願(申請)することにより取得を目指します。 特許と実用新案は、類似の制度ですが、特許の方が、費用や審査の観……
投稿日:2022.10.19
【管理】特許年金・商標更新管理サービスご案内
[doc id=636]1.特許・商標の年金・更新管理の煩雑さ 特許権を取得すると、これを維持するための特許庁への年金の支払いが継続的に発生します。特に、商標権の更新管理は、半永久的なものとなる可能性があります。 他方で、これらの年金・更新を怠った場合には、権利失効のリスクがあり、権利回復できると……
投稿日:2022.10.19
【実用新案】中小・零細企業はまずは実用新案権の取得を目指しましょう!
1.実用新案権は知的財産権の一つ 知的財産権の一つに、実用新案権という権利があります。 実用新案権も特許権と同様にして、明細書、実用新案請求の範囲、図面等の書類を準備して、特許庁に実用新案登録出願(申請)することにより取得を目指します。 特許と実用新案は、類似の制度ですが、特許の方が、費用や審査の観……
投稿日:2022.10.18
【商標】起業したら商標権を最優先で取得しましょう
1.課題(起業と商標権) 起業した場合には、その会社の商号(トレードマーク)などを使用して会社の商品やサービスを宣伝・製造・販売してゆくことと思います。 トレードマークと商品・サービスの組み合わせが有名になり、事業が軌道にのってくると第三者による模倣が生じることが多々あります。 このような模倣を放置……
投稿日:2022.10.17
【商標】商標権が無いと事業継続に黄信号がともる
1.商標権が無いと事業継続に黄信号 会社の商号や、商品・サービスの名称・ロゴを事業で使用することは多いと思います。 この商号や商品・サービスの名称・ロゴを継続的に使用することで、お客様の認知度向上を図るのは、当たり前に行われています。 しかしながら、これら商号や名称・ロゴ等が有名になってきた頃に、そ……
投稿日:2022.10.12
【商標】事業戦略として商品・サービス商標権を取得しましょう!
事業戦略としての商品・サービス商標 本サイト及び本記事を参照いただき、ありがとうございます。 以下では、日本での商品商標の事業戦略を示します。これにより、日本での商標権の登録が事業を行うための前提条件であることがご理解いただけると思います。 貴方又は貴社の事業を成功へと導くために、商標権の取得を……
投稿日:2022.10.12
【商標】事業上のリスクを商標権取得で回避しましょう!
商標とは何か 本サイト及び本記事を参照いただき、ありがとうございます。 以下では、日本における商標の機能、商標権のメリット、商標権が無いことのデメリットを示します。これにより、日本での商標権の登録が事業を行うための前提条件であることを示します。 貴方又は貴社の事業を成功へと導くために、商標権の取得を……
投稿日:2022.10.08
【特許】特許出願におけるマルチマルチクレーム対処の実務
1.課題(外内出願におけるマルチマルチクレーム対処) 2022年4月1日より、日本国特許庁に対する特許出願・実用新案登録出願において、マルチマルチクレームが制限され、この2022年4月1日以降の出願で多項・多項従属請求項を記載した特許請求の範囲の書類を提出した場合には、原則として拒絶理由(特許法第3……
投稿日:2022.10.07
【商標】マドプロ国際登録出願(e-Filing)の補正指令対処の実務
1.課題(マドプロ国際登録出願(e-Filing)の補正指令) マドプロ国際登録出願(本国官庁(日本なら日本特許庁)及びWIPOを通じて世界各国に出願するもの)では、e-Filing、つまりインターネット出願することができます。 マドプロのe-Filingでは、ブラウザ(ChromeやEdge等)で……
投稿日:2022.10.04
【特許】先行技術文献情報開示要件違反の実務上の対処法(特許法第36条第4項第2号違反)
1.課題(先行技術文献情報開示要件違反) 今回は、少し変わった拒絶理由の「先行技術文献情報開示要件違反」(特許法第36条第4項第2号違反)についてお話しします。 拒絶理由とは、特許庁に特許出願を行い、更に審査請求(審査官に特許出願の審査をお願いするもの)した後に来る通知のことです。 特許出願書類に何……
投稿日:2022.09.30
【特許】「特許出願中」の表示で販売促進効果
1.知的財産 弊所では、知的財産権やそれに関するコンサル・教育を専門に扱っています。 知的財産権は知的財産を保護・使用するための権利でして、主に下記の(1)~(3)に関するものが該当します。(1)発明等のアイデアを保護する特許権・実用新案権(2)見た目に関するデザインを保護する意匠権(3)企業・商品……
投稿日:2022.09.20
【特許】分割出願を外国語書面出願で行う方法
1.課題(通常の分割出願では誤訳訂正できない) PCT国際出願(日本語以外の言語)を日本国内に移行した出願や、外国語書面出願で日本語明細書を提出した出願では、PCT国際出願や外国語書面出願に基づいた誤訳訂正という手続を行うことができます。この誤訳訂正は、その名のとおり、日本語明細書に誤訳があった場合……
投稿日:2022.09.15
【特許】パリ優先権主張を伴う外国語書面出願の承継証明について
1.課題(外国語書面出願) 外国のクライアント(お客様)が、外国で出願した特許出願(以下、第一国出願)に基づいて優先権主張し、日本で特許出願することがあります。 その際には、パリ優先権主張出願として外国語書面出願(日本語翻訳文が必要、以下、第二国出願)するのが一般的です。 外国語書面出願とすることで……
投稿日:2022.09.12
【商標】マドリッドプロトコルにおけるClass Headingsについて
1.課題(Class Headingsとは) 商標出願としては、本国官庁(日本なら日本特許庁)及びWIPOを通じて世界各国に出願する「国際登録出願」というものがあります。 なお、ややこしい用語に「国際商標登録出願」というものもあるんですが、こちらは、日本以外の他国の本国官庁での「国際登録出願」を通じ……
投稿日:2022.09.08
【特許】手続補正の実務・手数料補正
1.課題(手数料不足)特許出願した後に、特許庁の審査官に審査してもらうためには審査請求費用を支払う必要があります。審査請求費用は請求項の項数に応じて変動する費用でして、また、請求項の項数は、最新の状態の請求項の項数(出願後に請求項数の数が変わる補正したならその項数)を基準とします。請求項の項数を誤る……
投稿日:2022.09.05
【特許】国際出願の国内移行時に要約書に問題がある場合の処理方法_実務者向け
1.課題(国際出願の国内移行時に要約書に問題がある場合) 国際出願(PCT)を国内移行する場合の要約書の取扱について、下記の2点、備忘録としてまとめます。(1)国際公報の要約書に何も記載が無い場合の対応方法(2)国際公報の要約書に誤りがあり、国内移行時にこれを修正したい場合2.解決手段とその効果(1……
投稿日:2022.07.16
【仕事の効率化方法7】指示事項や必須情報は1つの文書にまとめること
1.課題(指示事項や必須情報が分散している)部下や下請け等に指示を出して、複数の電子データや文書を渡して作業してもらう場面を想定しましょう。このときに、指示事項や必須情報が、これらの複数の電子データ等に分散していることがあります。このような場合には、部下等は指示事項等を全て把握する必要があるところ、……
投稿日:2022.07.15
【雑記】比較対象の選択により特定事象の良し悪しが決まる
1.課題(比較すること)人は「比較」を行うことにより物事の良し悪しを決定することを幼少期から叩き込まれます。例えば、テストの点数ですとか、試験、隣の芝が青く見える、など枚挙にいとまがありません。実際問題としては、「比較」のワナにハマった段階で競争意識を生じさせるので、個人の幸せからかけ離れていくので……
投稿日:2022.07.14
【特許】期間・法定期限の計算方法(特許法第3条)
1.課題(期間・法定期限の計算方法) 特許法等において、期間(法定期限)の計算方法は煩雑です。 この期間(法定期限)の計算は、熟練の専門家でも間違えるようなものである一方、期間(法定期限)の計算のミスは、取り返しのつかない損害を与える可能性もあり、非常に厄介です。 以下では、特許法等における期間の計……
投稿日:2022.07.13
【仕事の効率化方法6】電子データの名称と印刷した書類の名称とを紐づける
1.課題(電子データと印刷物が一致しない) 複数の電子データファイル(例えばワードファイルやPDFファイル)を印刷していると、電子データファイルの名称が印刷物には印刷されていないから、①きちんと全て印刷できているか、②重複印刷が発生していないか、③似たような書類の取り違いが生じないか、などのエラーを……
投稿日:2022.07.12
【特許】理路整然な特許明細書の書き方ワンポイント
1.課題(理路整然と発明を説明する)特許明細書を作成する場合には、典型的には、先に作成した請求項(クレーム)に基づいて、発明を説明していきます。しかしながら、イメージ上の発明を文字に落とし込むことは簡単ではありません。つまり、頭に思い浮かんでいるものをそのまま文字起こしして説明することは案外難しいと……
投稿日:2022.07.11
【特許】進歩性を示す特許明細書の書き方ワンポイント
1.課題(進歩性を示したい)特許明細書を書くときには、典型的には請求項(クレーム)に基づいて記載します。具体的には、その請求項の構成や構成同士の組み合わせの効果、作用機序等を記載します。このときに、先行技術と比較して、その請求項に係る発明がどれほど凄いものか(進歩性)を示す必要があります。しかし、こ……
投稿日:2022.07.06
【中国特許】パリ優先権主張出願に関する誤訳訂正
1.課題(中国でのパリ優先権主張出願では誤訳訂正が認められない)日本等の特許出願を基礎として、その出願日から1年以内にパリ優先権主張出願を中国で行った件がありました。しかし、中国語の明細書において、誤訳が発見されました。このような場合に、中国でのパリ優先権主張出願では誤訳訂正が認められないため、問題……
投稿日:2022.07.05
【雑記】売上数千万~数億あるとクレカキックバックがある
1.課題(売上はたくさんあっても営業利益が少ない)売上だけみると数千万~数億の稼ぎがある、というのは中小企業によくあることです。一般的にみると凄そうですが、経費(人件費、材料費、インフラ費など)がたくさんあると、残りの営業利益は雀の涙ということもよくあります。そのため、売上だけ見ても、その法人・個人……
投稿日:2022.07.04
【欧州特許】Partial ESR (部分ESR)への対処方法
1.課題(Partial ESR)欧州特許庁(EPO)に特許出願すると、Partial ESRというものをもらうことがあります。内容は、発明の単一性違反に関するものでして、複数の発明、つまり、複数の請求項のまとまり(グループ)が特許出願に含まれるから、追加調査費用払うか検討せよ、というものです。追加……
投稿日:2022.07.03
【仕事の効率化方法5】書類作成でミスを無くす方法
1.課題(作成した書類に誤植がある)書類作成において、誤記や誤植、いわゆるミスはつきものです。人間だから、ミスがあって当たり前なのですが、ビジネスの世界では許されないことも多々あります。そこで作成した書類から可能な限り誤記や誤植を無くしたい場合にはどうすればよいでしょうか?2.解決手段とその効果精度……
投稿日:2022.07.02
【仕事の効率化方法4】口頭の内容は書面化する
1.課題(口約束でもめる)客先との仕事の打ち合わせや電話では、書類を介さずに口頭で指示を受けることがあります。このような場合、お客様の指示のもと書類や納品物を作成したにもかかわらず「そんな指示はしていない」とか、「全くの別物だ」などの指摘を受けることがあります。これは、口頭の内容をメモで残しておいて……
投稿日:2022.07.01
【仕事の効率化方法3】書類を最速で仕上げる方法
1.課題(書類を最速で仕上げたい)社内資料やお客様への発表資料の作成は、社会人が逃れることのできないものの一つです。可能な限り早く仕上げて、余った時間を別の仕事や余暇にあてたいですよね。しかしながら、書類作成に時間がかかることもしばしばあります。なんとかして、これを早く仕上げる方法は無いものでしょう……
投稿日:2022.06.30
【仕事の効率化方法2】紙資料でなく電子データをもらう
1.課題(紙の資料からパワポ等を作成することの非効率さ)お客様から頂戴した資料に基づいて、パワポやらワードやらの文章を作ることがよくあります。しかしながら、この資料が紙媒体である場合には、それを手打ちするというのは非効率であり、可能な限りコピペで使用したいところです。2.解決手段とその効果上記のよう……
投稿日:2022.06.23
【仕事の効率化方法1】山積みの仕事への対処方法
1.課題(山積みの仕事)特許事務所では、たくさんの案件ファイルを扱います。その案件ファイル毎に作業量と困難さの「重さ」は異なります。そのため、「重い」案件からこなしていくといつまで経っても、他の案件ファイルが無くならないため、仕事が楽しくなくなってきてしまいます。このような問題は、お仕事をされている……
投稿日:2022.01.14
【お知らせ】おりがみ国際特許事務所を開業しました
おりがみ国際特許事務所を開業しました 2021年9月1日付でおりがみ国際特許事務所を開業しました。 弊所では、知財に関するコンサルや教育、化学・機械分野の特許業務全般、商標業務全般、外国出願全般(PCT, Paris)、年金管理業務をメインとして運営を行ってゆく所存です。……
投稿日:2022.01.14
特許権は事業に必要?弁理士が回答します
特許権は事業に必要?弁理士が回答します 本記事は、おりがみ国際特許事務所が執筆したものです。今回は、特許権の必要性について分かり易く解説します。この記事の要点①.特許権の効力が分かります。②.特許権を取得する目的が分かります。 1.特許制度(特許権)とは? 特許制度は、個人(法人)の権……